「50代会社員がいきなり独立せずに、副業で地盤を作ってから個人事業主→法人成りで成功した起業事例」
2025年11月21日
2025年11月21日

こんにちは、ミネルバ税理士法人です。このブログでは、「会社設立」や「起業」に関するノウハウやポイントを中心に分かりやすくご紹介しています。今回は「50代会社員がいきなり独立せずに、副業で地盤を作ってから個人事業主→法人成りで成功した起業事例」について整理してみました。ぜひ、参考にしてください。
独立成功のカギは「時間の使い方」の変化
50代で独立・企業を考えるとき、最も心配なのは「収入が途絶えるかもしれない」という不安ではないでしょうか。年代を問わず収入が止まるのは怖いことですが、50代の場合は現役として働ける時間が限られている分、その不安はより切実です。
だからこそ、いきなり会社を辞めるのではなく、まずは会社に所属しながら副業で事業を育てることが、最も合理的で実現性の高い手段です。ミネルバ税理士法人のお客様でも50代で起業をされた方がいらっしゃいます。今回はその一例を紹介いたします。
フェーズ1:会社員時代の「副業」期
いきなり会社を辞めずに、副業で事業を開始しました。この時期は時間が限られているため、事業を大きくすることはできなかったとのことでした。
この時期は・自分の商品・サービスが本当に売れるか「テスト販売」をする。・顧客の反応を見ながら、サービス内容を改善する。・初期費用を回収し、月数万円~十数万円の利益を作る。
上記3点を意識して副業をしていたとのことでした。
フェーズ2:売上の安定と「独立」の決断
副業を続けていると、「これ以上売上を伸ばすには、時間が足りない」という壁にぶつかったとのことでした。同時に、副業収入が安定し、手応えを感じ始める頃だったそうです。独立の目安は、副業の月商が、本業の手取り給与に近づいた、あるいは超えた時。
または、少なくとも「最低限の生活費(固定費)」を副業だけでカバーできるようになった時を意識されたそうです。加えて、「時間さえあれば、もっとお客様に対応できるのに」「もっと営業に行けるのに」という確信が持てた時こそが、会社を辞めて法人成りするベストタイミングとのことでした。
フェーズ3:法人成り&退職後の「事業拡大」期
会社を辞め、法人化したことで、これまで会社(本業)に拘束されていた「1日8時間以上」の時間が、すべて自分の事業のために使えるようになり、その膨大な時間を投下することで、事業は一気に拡大フェーズに入りました。
1. 「量」をこなして売上倍増
副業時代は断っていた仕事や、対応しきれなかった問い合わせにすべて対応できるようになったそうです。単純に稼働可能時間が2倍、3倍になるため、それに比例して売上の上限も跳ね上がったとのことでした。
2. 「質」を高めて単価アップ
時間ができたことで、サービスの品質向上や、より丁寧な顧客フォローが可能になったそうです。「副業の片手間感」がなくなり、法人としての信頼感も相まって、より高単価な案件を受注できるようになったとのことでした。
3. 新たな「仕掛け」で販路拡大
会社員時代には手が回らなかった「Webサイトの作り込み」「SNSでの発信」「交流会への参加」など、マーケティング活動に本腰を入れることができたそうです。これにより、新規顧客の獲得ペースが加速したとのことでした。
なぜ、この手順が50代に最適なのか
いきなり独立するのではなく、この手順を踏むことのメリットは明白です。
・リスクが最小限: 売上が立つことがわかってから独立するため、「食べていけない」という失敗がない。
・成長スピードが速い: ゼロからのスタートではなく、すでに走っている事業に時間を投下するため、スタートダッシュができる。
多くの人が「会社を辞めて独立すること」をスタートにしがちです。しかし、本当のスタートはその前にあります。
会社員時代に副業で「0から1」を作り、退職して得た時間を使って「1を10、100」に拡大する。 この流れこそが、体力や資金に限りがある50代にとって、最も堅実かつ大きな成功をつかむための方法です。
今回の記事が皆様のお役に立てると幸いです。疑問点やさらに詳しく知りたいことがありましたら、ぜひお気軽にLINEの無料相談をご利用ください。ミネルバ税理士法人の専門家が、あなたのビジネスを全力でサポートいたします。





